環境要素測定手法研究委員会

▶設置期間    2016年4月1日〜2018年3月31日(新規)

▶委員会組織
委員長梶井 宏修(睡眠環境工学研究所)
幹 事井川 正治(日本体育大学)
委 員菅原 作雄(大西熱学)
土川 忠浩(兵庫県立大学)
宮本 征一(摂南大学)
薩本 弥生(横浜国立大学)
久保 博子(奈良女子大学)
宮沢 モリエ(元大阪青山大学)
(募集中)

▶研究目的

近年、特に新製品測定機器の開発が目覚しい。小型で高性能機器が販売されている。各種機能を付加し、測定において実データーの不具合によって基本的に考慮すべき事項が欠落しても、それなりの測定値が記録される機器が多い。近年のモバイル機器の発展により測定機器の小型化が進んでいる。各種小型測定機器の有効利用法とそれらの問題点について検討したい。
放射エネルギーの測定値や表面温度の気温測定はじめ比較的大空間の測定技術は充実しているが、狭小部分の各種温熱環境要素の測定技術の充実が必要と考えられる。中でも、各種温熱環境要素測定機器のセンサに入射する放射エネルギーが受感部の温度を変化させる場合は温度条件に従って信号が出ることになるが、その場のエネルギーレベルの差が正しく、時間遅れが生じていないこと、信号処理を行う値と実際の値が一致していることが重要である。
熱放射測定場所が異なる場合は環境条件の熱放射条件に十分配慮を要する。環境条件と機器とトレサービリティなど機器技術と測定方法の周知が必要である。基本的には温度の校正方法、放射温度の校正方法および標準温度計の導入が必要であり、これらの手法の啓発が必要と考えられる。「熱環境要素測定精度向上の手法」を行ってきたが、新規に、狭小環境の測定機器に対する技術向上のため、委員会を新設する必要があると考える。

【期待される成果】

関係各位が熱環境要素測定技術を認知し、熱放射、放射収支、電圧、温度、湿度および風速等の測定に関する最近の測定機器の問題点を検討し、測定法の問題点を解決するため、本委員会の設置が必要と考える。活動成果は報告書にまとめ、シンポジウムを開催し、広く会員はじめ関連する分野に啓発活動をする予定である。

▶活動計画

委員会予定(随時、IT会議を利用する)
2016年11月 熱流計使用法、放射温度校正機器、通風装置使用状況情報発表予定。
2017年 3月 新製品使用 状況情報交換会(IT会議を利用する)
          気温測定 校正機器の使用情報交換(IT会議を利用する)
2017年12月 放射温度校正機器,気温測定関連機器展示報告まとめ発表 予定
2018年 3月 中間報告まとめ発表会開催予定

▶参加資格

人間-生活環境系学会の会員に限ります。随時参加および退会が可能です。

▶問い合わせ先

梶井 宏修(睡眠環境工学研究所)
E-mail: kajii@gamma.ocn.ne.jp
メールの際は上記@を半角にして下さい

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