屋外熱環境デザイン研究委員会

▶設置機関    2006年4月〜2008年3月

▶委員構成
委員長長野 和雄(島根大学)
幹 事桑原 浩平(北海道大学)
委 員宇野 勇治(愛知産業大学)
高田 暁(神戸大学)
橋本 剛(筑波大学)
森 郁惠(産業技術総合研究所)
横江(大堀) 彩(中部電力株式会社エネルギー応用研究所)

▶設置の趣旨および目的

地球温暖化・都市温暖化が社会問題となっている今日、様々な分野で屋外の熱環境を対象とした学術的・政策的取り組みが盛んに行われています。 各分野において着実に成果が出されていますが、さらなる問題解決のためには、各々が他分野に対する相互理解を図り、学際的なネットワークを強化していくことが肝要であります。 幸運にも当学会は人間-熱環境系シンポジウムを母体とした学際的な活動から今日まで発展してきた学会であり、医学、生理学、人間工学、空気調和・衛生工学、被服衛生学、建築学、制御工学、 伝熱学など多岐にわたる分野から熱環境を専門とした研究者が多数名を連ねているため、この問題へ取り組む土台に恵まれているといえます。
「屋外熱環境デザイン研究委員会」は、人間-生活環境系学会として、これから屋外熱環境をどのように捉えていくべきか、という基本姿勢に立ち、 他領域の勉強会や意見交換会を行うことを目的として設置されました。 本委員会の活動により、新たな問題点の発見や問題意識の共有を促し、ひいては学際共同研究の創出、あるいは屋外熱環境のデザイン提案まで展開していくことが期待されます。 このような委員会設置の趣旨上、できるだけ多様な分野からの参加が望まれます。あまり難しく考えず、多少なりとも屋外熱環境に関心をお持ちなら、この委員会で一緒に屋外熱環境について考えてみませんか?

▶活動計画

屋外の熱環境を対象とした学術的・政策的取り組みは様々な分野で盛んに行われています。しかしあまりに多岐にわたるため、研究者自身が所属する分野以外の取り組みを十分に理解することは容易ではありません。屋外熱環境に関するさらなる問題解決のためには、まずは各々が他分野に対する相互理解を図る場が必要であります。本研究委員会の最初の取り組みは、そのような場を設けることであります。
具体的には、各委員が順次主催する研究交流会を実施します。各研究交流会では適宜テーマを設定し、そのテーマに関連して異分野から講師を招いて研究交流を図ります。現在挙がっているテーマの候補は、分野間でしばしば問題とされる専門用語や観測方法の違いについてであります。実施時期について、第1回研究交流会は8月頃、第2回は3月頃を予定しています。

▶参加資格

人間-生活環境系学会の会員に限ります。随時参加および退会が可能です。

▶問い合わせ先

桑原浩平(北海道大学大学院工学研究科空間性能システム専攻)
FAX: 011-706-6286
E-mail: kuwa@eng.hokudai.ac.jp

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