第7代会長に就任して

大中忠勝(福岡女子大学人間環境学部)

平成24年度より人間−生活環境系学会の会長を仰せつかりました。本学会は、人間-熱環境シンポジウムとして発足し、1977年第1回のシンポジウムを空気調和衛生工学会の会議室で開催しました。当時はシンポジウム準備委員会と称し、有志が集まってシンポジウムを開催していました。その後、人間−生活環境系シンポジウム準備委員会になり、学会としての人間-生活環境系学会が組織されました。代表(学会組織以降は会長)は、後藤滋(横浜国立大学)、川島美勝(横浜国立大学)、田村照子(文化女子大学)、持田徹(北海道大学)、垣鍔直(名城大学)、栃原裕(九州大学)の各先生方に引き継がれてきました。
私は1977年の第1回シンポジウムから参加させてもらっています。本年度、選出された理事による最初の理事会が昨年9月に開催され、その席上で会長に選ばれました。晴天の霹靂であり、会長の職務を遂行できないであろう不安が募りました。しかし、第1回のシンポジウムから参加している者として、学会の発展に力を尽くすべきであると考え、会長職を引き受けました。しかし、今でも不安がいっぱいであることには変わりありません。会員の皆様のご支援をお願いします。
本学会の歴史等については、前学会会長の栃原先生の就任挨拶(人間と生活環境 15巻1号の巻頭)に詳細が記されています。その後(2008年5月以降)、3回の大会(韓国済州島、福岡、新潟)と人間-生活環境系国際会議(ICHES2011)が開催されました。特に、ICHES2011は本学会が主催する国際会議であり、今回で4回を開催となりました。また、次回のICHESも本学会の主催で開催することが予定されています。
本学会は会員数が300名に満たない小さな学会です。しかし、ヒトの生活の場としての環境を多方面から研究している人が集まっており、ユニークな活動を展開しています。毎年開催される大会には、会員の半数以上の人が参加します。一方では、小さい学会ですが会の運営は大きな学会と同じような業務量があります。実務を担当してくださる理事、幹事の先生方にはお世話になることが多くなると思われます。宜しくお願いします。
小さな学会ですが、会員、特に若手の研究者には、学会発表の場を提供する、研究委員会に所属しての研究の場を提供する、更に、研究成果を学術論文として発行するなどの機会を用意しています。会長としては、学会の諸機能が使いやすいように力を注いでいくつもりです。また、これらの研究成果が年次大会や次回のICHESで発表されるものと信じています。
会員にとって、所属していてよかったと思っている人間-生活環境系学会であり続ける学会にしていきたいと思っています。会員諸氏のご協力をお願いします。

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